前回までのつづきです。


2006年に、手作り作家仲間に誘われて


女性起業家の勉強会に参加しました。




わたしのかばんづくりも

事業になる可能性があるかもしれないと感じ、

創業の情報を集めはじめ、

東京商工会議所の起業塾に通いました。







このホームページを作ったのも 

ブログをはじめたのもこの年です。




それからは

自己資金をつくるため何年もWワークやトリプルワーク。



バッグデザイナースクールの上級コースを修了しました。


通勤電車の中で、簿記も勉強しました。




取引先もできて、展覧会ごとに新作を沢山縫いました。






バッグのことを研究しすぎて、

目ざとく「これはあれのコピーだな」と気づけるほどに。



お客さんと縁あって結婚して、こどもを2人産みました。







育休はとらずにかばんを縫い続け

毎年、青色申告しています。






そうして気がついたら10年、

Tracking+をつづけてきました。







マンガや絵の夢をあきらめたあと


ふたたび見えてきた夢もなかなか、険しい道。








かばんが汚れてはまずいのでノーメークのままで、うっかり

ダッシュで保育園へお迎えにいく日が続いています。





毎日お金のことを考えて肩が凝りっぱなし、


ていねいな暮らし、なんて夢のまた夢。


子育ても自分で満足にできないし、


夫に家事を手伝ってもらえない日が続くと、すぐに汚部屋に。





とつぜん人から嫉妬されたり、

小さいこどもがいることで飛んでくる言葉に

いちいちナイーブになります。











私は 子育てを始めてから、

生きるのが苦しくなってしまい

その原因は「自己肯定感」というものが極端に低くて

「自分自身に価値がないから大事にしてはいけない」

と思い込んでいるせいだと気がづきました。







そして、親は愛情をもって見守って育ててくれたのに

「わたしはお姉ちゃんだから、こどもでいてはいけない」と

幼い頃から、自分で決めてしまったようなのです。










昔から私のことを知っている人は

ひょっとしたら気づいているかもしれませんが

ボーダーぎりぎりの依存体質で、


「我慢して頑張らないと愛してもらえない」


「何事も絶対に失敗してはいけない」

と怯えていて

心配がとまらなくなって、

自分のマイナスの感情を扱うのが、とてもつらいです。




けれど、劣等感のかたまりのおかげで


他人の「良いところ」には超・敏感で、

ものすごくキラキラとまぶしく見えて

憧れて好きになってしまって 妬めない。




いま、



喫茶店やダイニングテーブルで勉強しているひとも、



ノルマや期限を抱えて必死に働いている人も、



こどもや、親のためにぼろぼろになっている人も



自分の病気と闘っている人も



幸せになりたくて恋愛に悩んでいる人も



辛さを抱えて気丈に振る舞う人も





男性も、女性も、老人も 赤ちゃんも









すべての人の本質が



すごくかっこよくて、



輝いていて、美しく見えます。









姿を一目みて、



話す声や、



その人がつむいだ文章や



作品からもわかります。









口に出さないのは、そんなこと言ったら



怖がられちゃうから。




そういう人たちの飾らない輝きに

たまに、もらい泣きをしながら


プラスのエネルギーを分けてもらって生きています。






女性が輝ける○○ なんてスローガンなくたって



私にはすべての人が輝いて見えます。




トラウマになった学校の先生たちだってね、


もう会うことはないだろうけれど、


「働く母の先輩」として 憧れます。





いつか、この育児ノイローゼの自分のことも 


「あのころの私も、ちゃんと輝いていた!」と


振り返られる日がくるまで 仕事をつづけられるかな?







作品を見て応援してくれた





出会ったすべての大好きな人たちのおかげで





今日もバッグづくりを続けています。








最近、事業を続けていくうえで、

新しい夢ができました。






学生のころから言っていた


「早く孫がほしい」という夢は


あいかわらず 今でも持っています笑






夫と住宅ローンをがんばって返して、


むすめたちが「タカラジェンヌになりたい!」とか


もし万が一、言い出しても



失敗したっていいから、

アルバイトなんてしないでレッスンに集中しなさい




と応援できるよう、働いていたい。







悪いニュースをみるたびに



だれもが家で安心して暮らせて、



子育てとか介護も 楽しくできる世界でいられるよう



毎日 平和を祈りながら。















どうしてかばん作家になったのか 


は、これでおしまいです。









お読みいただいて、ありがとうございました。





文章が長くなっちゃってごめんなさい。



読んでくださったかた、おつかれさまです。

















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